仕事に行きたくない時の処方箋

はじめに

　みんなは朝起きて仕事に行きたくない時に、何をするだろう？適当な理由を考えて会社に電話して休む。それとも無断で？自分にご褒美を与えて震え立たせる。まあ妥当なとこか。でもそんなのすぐに効き目は無くなるよ。しかも、自分がご褒美のために消費したものと今日会社に無理矢理行って得た成果は本当に釣り合ってる？そんなこと続けても時間の問題だ。僕は、この一年間平日ほぼ毎日朝が来るたびに仕事に行きたくないという葛藤と戦ってきた。たくさん試してきた僕の経験則から何かあなたのヒントになればと思い、ここに残すことにする。

処方箋

　結論、ロボットになることだ。感情を殺し、無になること。ただし、条件をつける。ロボットになるのは、職場にいるときだけ。それでも職場で感情が湧き上がった時に殺す儀式を作る。これだけだ。僕はこれがベストだと思っている。とは言っても、簡単なことではない。1日の流れを区切って説明していく。

モーニングルーティン

　まずは、朝起きてから職場に行くまでの行動を教えよう。朝、だいたい6時くらいに目が覚める。アラームを止めて体を起こす。お湯を沸かしてコーヒーを作る。コーヒーを飲みながら一服。次にTwitterを確認する。ニュースを主に流し見しておく。終わったら、身だしなみを整えるために洗面所に向かう。歯磨き、髭剃り、寝癖直し、コンタクト。終わったら、少しストレッチをする。ただ、体を伸ばしたり、屈伸するだけだ。

　その後、着替える。着替え終わると、カバンに手帳と水筒を入れ、玄関に向かう。靴紐を結びおえ、扉を開ける前に儀式を行う。右手の人差し指と中指の腹で眉間をトントンと軽く叩く。チューニングを合わせるように。ロボットの完成だ。扉を開け、無のまま職場に向かう。職場に近づくとうっと胸の奥の方が突かれる。感情が戻りそうになる。また眉間をトントンする。無のまま職場に着く。以上だ。

ポイント

　一日の中で一番嫌いな瞬間は目覚めた時だ。また、起きてしまったと後悔する。そう、一番の難関はベッドから起き上がること。だから、目が覚めて後悔する前に起き上がることが重要だ。そこからは簡単。事前に朝の行動を決めておくのだ。毎日同じ行動をする。そうすれば無駄に仕事を思い出さない。そして次に重要なのが儀式だ。儀式はいつでもどこでもできるような行動である必要がある。なぜなら、人から見られてもあまり不自然に思われないようにしなくてはならないからだ。僕は眉間を軽く叩くことにしている。その儀式を感情が戻るたびに行う。まあこんな感じで職場にはたどり着く。仕事中はというとこの儀式を何回も行っているだけ。あとは無のまま仕事をするだけだ。

ナイトルーティン

　次に、家に帰った後の行動を説明しよう。家に帰ると、息を吹き返したように感情をあらわにする。「ふざけるな」「くそ」これ以上は言えない。とても汚い言葉で今日あった出来事を罵る。それでも治らない時はA3の方眼紙にボールペンで今日の出来事や感情を思いのまま書き殴る。そして真っ黒にしてその1ページをちぎりくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に入れる。すっきりした後に入浴と食事を済ませる。そして夜ふかしは絶対おこなわない。すぐに寝る。もう明日がきませんようにと願いながらも、ちゃっかり明日寝不足にならないように早めに寝てる自分に腹はたつが。

おわりに

これが一日の流れになる。どうだろう？参考になっただろうか？明日にでも、実行できることばかりではないだろうか？僕もまだ検証途中のため、まだまだ改良は必要だが、今はこれがベストだと思っている。仕事に感情はいらない。いるのは成果のみ。金になるかどうか。僕はロボットとしてこれからも続けていく。おさらいするが、仕事に行きたくない時にはその感情ごと殺すことが重要であるということだ。そのためにまず、朝の行動を決めておく。そして感情が揺れ動いた時、行う儀式を決めておく。この二つだ。一人でも多くの人が心を壊さないように切に願っている。では。