何を持って大人と言えるのか?

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子供の時に抱いていた大人たち

 日本では1月の第2月曜日に「成人の日」として祝日が設定されている。2022年4月1日から成人対象者が18歳に変更されてから、「20歳の集い」として大人になったことの自覚を芽生えさせる趣旨で行事が各自治体ごとで行われている。

 「ここまで育ててもらった両親に感謝したいです。」「これからは大人としての自覚を持っていきたいです。」テレビ越しに晴れやかな着物姿やスーツ姿のまだあどけなさが残る子たちが心躍りながら語っている。20歳といえど、まだ社会人になっている人はごくわずかで大抵の人は大学に通っていて学生の方が多い。しかし、僕は社会人であるが、大人としての自覚があるかどうかと聞かれるとなんとも言えない。そもそも大人とは何か?という疑問が湧き出てきた。

27歳の僕が思うこと

 成人とは、心身ともに十分成長した人のことで、民法では成年年齢は、「一人で契約をすることができる年齢」、「父母の親権に服さなくなる年齢」と定められている。要は、18歳になれば、部屋を借りる、クレジットカードを作るというような時、親の同意なしで契約が可能ということである。自分の意志で全てを選択できるようになるのだ。ただし、20歳にならないとできないこともある。飲酒や喫煙、ギャンブルなどだ。これは健康面の影響や非行防止、青少年保護等の観点からだという。要するに18歳は80%くらいで大人ということだと思っている。そして100%大人になった20歳の時点で自覚を持ちなさいということなのかと考えた。

 僕が18歳の時、周りの大人は高みの場所にいるような気がした。自分でお金を稼ぎ、全て自分で決めて自由な感じがした。そしてどこかお落ち着きのある雰囲気がしていて、それは多くの経験を積まれたからこそ備わったオーラだと思っていた。

 18歳の僕からしたら、今の僕はそんなふうに見られるのか?確かに仕事をしている。お金を稼いでいる。たくさんの辛い経験もした。だが、18歳の僕のように今もたくさん遊びたいと思っているし、やりたくないことはやりたくない。何も変わらない。周りを見渡してもても歳をとった子供みたいなやつはたくさんいる。もしかしたら子供と大人はそう変わらないのかもしれない。何歳になったから大人だというのはそもそもないのかもしれない。

大人になるには

 そこで、「何を持って大人と言えるのか?」という疑問は間違いで18歳、いや、子供の頃に抱いた憧れの大人像に近づくにはどうすれば良いのか?を考えることが大切だと考えた。僕は以下の3つだと思う。

  • 常に目標とするもの・人を持ち、そこに追いつく努力・挑戦をし続けること
  • 法律に触れるかいなかではなく、人として正しいかどうかで行動すること
  • 子供の時の欲求・感じたことをを大切にすること

 完璧な大人なんてそうそういない。誰もが今に不満を持っていて、少なからず未来に不安を持って、やりたくないことをやっている。だから、安心してほしい。仕事していたからって、お金を稼げたからって、そうじゃなくたって別に関係ない。今、君に目標があり、誠実な心とありのままの自分を知っていれば君はもう立派な大人なんだ。

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